ウラブロ

はてなブログとWordPressの違い

記事の評価・アクセスを落とさずにドメインを引っ越しさせる方法

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今回は初期に設定したドメイン(URL)を「変更したい!」もしくは「ブログを引っ越したい」と考えている方に向けた記事になっています。

ドメインの変更は簡単に出来ますが、注意が必要なのはアクセス数・SEO的評価を落とさない事。

コレを知っていれば色々な事に使えるので、良かったら最後までお付き合いください!

 

記事の評価・アクセスを落とさずにドメインをリダイレクトさせる方法

(今回の記事のほとんどは、リダイレクトについての記事になっています。ブログ運営初期の僕はこの"リダイレクト"というワードを知らず、アクセス数のほぼ全てを失いました…。)

 

ブログを始めた頃は右も左も分からず、結構恥ずかしいブログタイトルにしてしまったり、とんでもないドメインを取得してしまったり…。

僕自身も初めて作ったブログサイトは、アウトドアなどの趣味と育児の事を綴ろうと思い"オヤジ研究所"みたいな名前で始めました。恥

けれどブログ運営を通して学ぶ、先人のブログサイトはどれもカッコよく、「ちょっと恥ずかしいからドメインごと変えたいな」と思ったものです。

その時に初めてドメインの変更を経験し、それまでに頂いたはてブは全て0に。アクセス数が戻るまでに約1年かかりました。

最近はメインのブログサイトをはてなブログからWordPressへ移植し、それに合わせてドメインも新調。

今回はすんなり引っ越しも上手くいき、アクセス数は1ヶ月で80%くらいは戻っているので、この手法も併せて紹介していきます。

 

SEOの評価を左右するのは?

アクセス数を減らさない事を考えると、そもそもSEOの順位はどうやって決まっているのかが気になります。

検索エンジン(例えばグーグルとか)から、細かな順位決めの方法は発表されませんので、ここからは完全に僕個人の推測にはなってしまいますが。。

まず当たり前ですが記事コンテンツのオリジナリティや、情報量、デザイン性は絶対でしょう。どうやって確認しているのかはわかりませんが、情報の乏しい事柄にオリジナリティ溢れる専門記事をアップすると、高確率でGoogleからピックアップされ、爆発的なアクセス数に繋がります。

 

話が逸れましたが、もう1つは外部リンクの数。

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外部リンクの細かな量や、相手先はサーチコンソールの選択欄下部に「リンク」欄があるので、こちらから確認することが出来ます。

例えばドメインを変更したからと言って、コンテンツのクオリティが変わる訳ではありません。けれど順位が落ちてしまうのは、ドメインが変わる=URLが変わってしまうので外部リンクが無くなってしまいます。

それと自分自身が書いた評価された記事と全く同じ記事を出す訳ですから、ボットにパクリと思われないようにしないといけませんね。

 

リダイレクト(転送)の手順

簡単にリダイレクトについて説明していきます。まずリダイレクト(転送)する訳ですから、転送先を用意しなければいけません。

リダイレクト先は、記事が少ない場合はHTMLページをコピペして作れば簡単に行えます。

記事が多い場合は、はてなブログのエクスポート/インポートの機能を使う事で直ぐに出来ます。

 

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( ダッシュボード>設定>詳細設定の下部にエクスポート欄があります。)

 

リダイレクト先が作成出来ればリダイレクトのコードを貼り付けていきます。サイトごと転送するならヘッダーへ。記事単位で転送する場合は記事内にコードを設置します。

 

リダイレクトのコードを検索すると、httpページへ転送になっている事が多いので、僕はhttpsに書き換えて使っています。

 

http→情報が暗号化されておらず、推奨されない

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(httpページは検索エンジンで警告文が表示される)

 

https→情報が暗号化されていて安全

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(httpsページは暗号化の表示として鍵マークが表示される)

 

 https://〇〇となっている部分に新ドメインを。コピペして貼り付けるのは、旧ドメインのブログサイトへ

<script>
<!--
var newDomain = "https://〇〇"; // 新URL
var path = location.pathname;
var url = newDomain + path;
var link = document.getElementsByTagName("link")[0];
link.href = url;
// 0秒後にジャンプ
setTimeout("redirect()", 0);
function redirect(){
location.href = url;
}
-->
</script>

 

ドメインの引っ越しはこんな時に使えます

ドメインの引っ越しは頻繁に行うことはありませんが、いざ"やりたい"と思った時には、かなり勇気と知識が必要になります。

例えば先ほど例に挙げた、ブログサービスの引っ越し(はてなブログ→ワードプレスなど)の時には、同じドメインを使うにしてもリダイレクトの設定をしておいた方が良いでしょう。

また運営しているブログサイトのタイトル変更やカテゴリ変更に伴い、ドメインを変更する場合には、ドメインだけを変更してしまうとインターネットの世界に同じコンテンツが2つある状態になってしまいます。

この場合、どちらがオリジナルコンテンツか?という評価は、確実に前者の前々から運営していたブログドメインの記事になるでしょう。

その結果、新しくリニューアルしたブログサイト(新しくしたドメイン)は、パクリブログとして評価を獲得するまでに多くの時間を費やすことでしょう。

 

同じドメインを使って、引越しする場合

同じドメインを使って、サービスを変更する場合からです。

例えば僕が取得しているsyumilabo.comというドメインを使ったブログサイトを、はてなブログからWordPressへ引っ越しする場合から。

基本的には2つの同じ記事が存在する状態を作り、この場合、はてなブログ内のブログサイトは検索エンジンに表示させないようにしていきます。

まずWordPressを使ってブログを開設します。ワードプレスでブログを開設するには、はてなブログの時とは違いサーバーを先に契約して、そのサーバーにワードプレスをインストールして使います。

僕はエックスサーバー のヘルプページ通りにワードプレスをインストールして作りました。(画像有りで分かりやすい!)

ブログサイトが出来上がったら、記事をインポートするかコピペして同じ記事を用意します。この時、同じ記事と言うのはURLも同じにするので、カスタムURLなどの末尾も合わせて下さい。

コンテンツが同じ状態のブログサイトが2つ出来上がったら、使わないブログ(はてなブログ)のドメインを外して、新しいブログにだけ独自ドメインを設定。

これだけでドメインは変わっていないので、SEOからのオーガニック検索ユーザーは減らない筈ですが、はてなブログの方は、独自ドメインを外すと初期のドメイン(基本はID+hatenablog.jpだったかな?)へと戻ります。

これによって失うアクセス数は、読者登録してくれている方やはてなブックマークからの流入です。(初期ドメインへ飛んでしまう為)

なので使わなくなる"はてなブログ"の方にリダイレクトのHTMLを張り付けておく事で、初期ドメインへのアクセス数も新ブログに流す事ができます。

とはいえこの方法だと、使わないのにはてなブログとずっと契約し続ける事になりそうなので、読者の方には事前に告知して自力で流す方法を模索するのが得策だと思います。

それと、はてなブックマークから流入があるように感じても、後からドンドンと評価は変わりますので、個人的にはそんなに重要視しなくてもいいのかなと思ってます。

(詳しくはサイドバーに詳細記事貼ってます)

 

違うドメインに変更してアクセス数を引き継ぐ場合

コレが1番需要があると思うんですが、ブログのタイトル変更やカテゴリ変更に伴う独自ドメインの変更の場合。

ドメインの張り替えは、アクセス数の引き継ぎを考慮しなければ簡単に行えます。初めてドメインを設定した時と同じ要領で、ドメインを取得して張り替えるだけ。

アクセス数を引き継ぎたい場合には、独自ドメインを使っているのではてなPro利用者ということなので、ブログサイトを5つまで作れたはずです。

この機能を使って、同じコンテンツが並ぶブログサイトをもう一つ作ります。

そしてドメインを張り替えて、使わないブログサイトにリダイレクトのコードを張り付けて完了。

この方法でも考え方・やり方は一緒です。

同じコンテンツが並ぶブログサイトを作り、旧ドメインから新ドメインへリダイレクトで転送してあげます。

 

ブログサイトを整理して、2つの専門ブログに分ける場合

最後にブログサイトを2つに分ける場合。

ブログ運営をしているとカテゴリが増えていき、特化型ブログに色々な情報がまざりこんでしまいますね。

僕の場合は悩みに悩んだ結果、特化型ブログから雑記型に変更してしまいましたが、特化型ブログを2つにするという方法も良い選択だと思います!

ブログを2つに分ける場合は、先程までと作り方は一緒ですが、リダイレクトのコードを各ページに設置する事で、サイトごと転送させるのではなくページ毎に転送してあげます

なので、貼り付けるコードは記事内に。

 

(追記)個人的に経験した失敗談

追記です。個人的な失敗談も紹介しておきます。

ブログの引っ越しやドメインの変更を行った後の、旧ブログに残るコンテンツの取り扱いですが、僕の場合「もうそろそろOKかな?」と旧ブログに残るコンテンツを消してみました。

すると数日で新ブログサイトの検索順位がズルズルと下がり始め、「何が原因なのか?」と自分なりに調べてみて、素人の戯言なので断定はできませんが、サーチコンソールで見れる外部リンクが激減。

それもそのはず、旧ドメインからのリダイレクトも歴とした外部リンクの1つです。そこが今回ごそっと抜け落ち、検索順位を下げたのだと思います。

ドメインチェッカーでドメインパワーを調べると、ドメイン取得時期も表示されるなど古参有利とも取れるので、更新しなくなった旧ドメインとパワーが並ぶ程度までコンテンツを残して、外部リンクとして維持する方が良さそうですね!

 

リダイレクトまとめ

 今回はドメインを新しくしたい方に向けて、リダイレクトの設定の仕方をまとめてみました。

我ながらちょっと画像も少なく、分かりずらい方もいそうですが...

困ったらDMください笑